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Lyric & Poetry
幼い頃から、妹と比べられ、両親雇い人からも無視されてきたさわ。同じように虐げられた存在の国吉と、互いに心ひかれあうようになるが、周囲にばれたことで、国吉は河見家を追放されてしまう。再会を約束するが、さわの人生は山津波を機に大きく変わってしまう。
大榎を中心に、一人の女性の成長を描いた山本周五郎の好短編です。
1961年(昭和36年)9月~10月 『オール読物』連載作品
■登場人物紹介
さ わ ……河見家の長女。
国 吉 ……河見家の下男。
半左衛門……庄屋、河見家の主人。
わ か ……半左衛門の妻。
な か ……さわの妹。
丈 二 ……さわの弟。
足 助 ……(あすけ)河見家の飯炊き。さわの味方。
忠 平 ……河見家の番頭。
は つ ……旅館「柏屋」の女中。
おすげ ……旅館「柏屋」の女中。健次の許婚者。
健 次 ……江戸木綿問屋の手代。
重兵衛 ……小出の絹物問屋の主人。さわの援助をする。
安二郎 ……重兵衛の息子。さわを見初め結婚を迫る。
およう ……旅館「角庄」の女中。
佐 平 ……江戸の絹物商。
■用語集
差配……サハイ・取り扱うこと。世話をすること。指図すること
老僕……年取った下男
茶筅……チャセン・抹茶を点てるときに、かきまわして泡を立てたり、練ったりする竹製の具
叢林……樹木が群がって生えている林
土風炉……ドフロ・茶の湯で、土をやいてつくった風炉
死躯……シク・死骸
一半……イッパン・半分
算筆……算術と習字
© 2024 丸竹書房 (Audiobook): 9798882439551
Release date
Audiobook: October 22, 2024
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